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むずかしくて、奥深くて、面白い
鉄筋工事というチーム戦

工事部 主任

K・K

西部スチールで働く父の影響を受けて建築業界に興味を持ちながら育つ。ただ、若いころは「完成後に外から見えなくなる鉄筋工事ではなく、人々の目に見えるものを作りたい」と考え左官職人の道へ進んだ。
いくつもの現場で左官工事を担当しながら、建物の骨組みとなる鉄筋工事の重要性に改めて魅力を感じ、西部スチールへ転職。入社後は職人として現場作業に従事し、基本的な業務を覚えた後に施工管理を担当。現在は首都圏の現場を多数管轄している。

わずかな狂いも許されない仕事

西部スチール入社後、職人として初めて担当したのは8階建ての分譲マンション。いざ現場に入ってみると、鉄筋工事の作業は思っていたよりもずっと大変でした。施工そのものが想像以上に難しかったんです。前職の左官職人時代は感覚やセンスが求められましたが、鉄筋工事はそれらに加えて、安全な建物を作るための知識やルールも重視されます。

鉄筋工事はパズルのようなもので、小さなアパートでも信じられないくらいの量の鉄筋を使い、少しでも順序を間違えると一からやり直しになります。当初は「骨組みとして鉄筋が入っていればいいんでしょ」なんて軽く考えていましたが、とんでもない間違いでした。ほんのわずかに仕様が狂っているだけで、完成した建物が傾いてしまうこともあるんです。仕様書とにらめっこをしながら頭の中で完成形をイメージし、現場で柔軟に計画を修正しながら組み上げていく。そんな流れをベテラン職人さんに教わりながら、僕はこの仕事の奥深さに魅了されていきました。

チームで「新たな正解」を見つける面白さ

僕は20代の半ばごろから現場の管理を任されるようになりました。現在は1日あたり3〜4カ所を回り、さまざまな工事を手がけています。現場で活躍する職人さんの多くは40〜50代のベテラン。誰もが強いこだわりを持っていて、鉄筋は最終的にコンクリートで埋まってしまうにも関わらず、一切妥協することなく仕事を進めています。それぞれに強い思いがあるからこそ、ときには意見がぶつかることも。そうした現場をまとめていくのは簡単ではありませんが、一つの目的に向かってチームワークを高めていく醍醐味もありますね。

一口に鉄筋工事といっても、現場によって正解は変わります。建物の構造や設計者の意向によって、重視すべき点は毎回違うんです。その現場にしかない正解を職人さんと一緒に考え、見つけていく過程が、この仕事のいちばん面白いところだと感じています。それぞれの職人さんの強みや癖を生かしながら、チームで作り上げていく。人によって品質が変わってくる鉄筋工事だからこそのやりがいがあります。

自由に考え、行動できる環境を生かして

現場監督としてたくさんの工事を同時に進めていくためには、自分で計画を立て、スケジュールを管理し、物事を決めて動かしていく力が求められます。会社は僕たちが自由に考えて動けるように体制を整え、権限を持たせてくれているので助かっています。自らで決断し、行動する。そんな「我の強さ」のある人が、この仕事には向いているのかもしれません。

僕自身は今後、協力会社の職人さんたちから、さらに求められるような存在へ成長していきたいと思っています。「菊地とならうまく仕事が進められる」「菊地の現場はモチベーションが上がる」。そんなふうに感じてもらえるようになることが目標です。職人さんたちとの関係性を深め、一緒に楽しく働ける現場を作ることが、最終的に高い施工品質につながると信じています。これからも現場監督としての経験を積み、業務のデジタル化など効率アップも追求しながら、鉄筋工事を通じて世の中に貢献していきたいと考えています。

ONE DAY’S SCHEDULE

  • 06:00
  • 起床
  • 08:30
  • 1件目現場着
  • 10:00
  • 移動
  • 11:00
  • 2件目現場着
  • 12:30
  • 昼食
  • 13:00
  • 移動
  • 14:00
  • 3件目現場着
  • 16:00
  • 移動
  • 17:00
  • デスクワーク
  • 18:00
  • 業務終了

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